「エドワードさん、エドワードさん、どうしましょう、ネットに僕の写真が一杯出てます」
「よかったじゃないか、アルフォンス、人気があって」
「よくありませんよ、実はお葬式がフェイクで、僕が本当はぴんぴんしてるなんてことが分かったら……」
「いいんじゃないか、喜んでもらえるぜ、きっと」
「『騙されたっ！』て怒る人の方が多いかもね」
「アル、余計なこと言うなって！」
「だってみんな、リヒさんばっかり……。ボクなんて腹黒とか無責任とか言われてるのに」
「腹黒はともかく、無責任だよなぁ」
「ひどいや、兄さんまで」
「エドワードさんもアル君も、兄弟げんかはやめてください。ああ、でも、どうしよう、いまさら『僕は元気です』なんて出ていけないし……」
「とりあえず今日はおとなしく隠れとけ、アルフォンス」
(2005/11/08)
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11月8日はミュンヘン暴動の起こった日。つまり劇場版のアルフォンス・ハイデリヒの「命日」だったのでした。。
たくさんの鋼サイトさんがハイデリヒ追悼のためのイラストやテキストを掲載していらっしゃいました。兄弟メインのサイトさんだけでなく、まさかここにはハイデはいないだろうと思ったロイエドサイトさんにまで、ハイデリヒがいましたよ。
でも私は「追悼」というのが辛くて辛くて、あえて時流に逆らってみました。
というわけで、うちのハイデリヒは健在です。
日記に掲載したものをサルベージ。